こうした拘束が起きた場合、ロシア、欧州では短い事情聴取の後、解放されるのが通常だが、ワシントンで拘束された記者らは解放されず、それどころかショーウィンドーのガラスを割り、警察に襲撃した市民と同等に立たされ、刑事責任が追究されることになった。この結果、記者らにはプロとしての職責を果たしたがために最高10年の禁固刑および2万5千ドルの罰金が科される恐れがある。
RTは公式的な声明を表し「こうした行為は報道の自由の揺るしべからざる侵犯であり、報道の自由を世界で最も尊ぶとする立場をとる国でこれが発生したことは殊更驚きを禁じえない」との立場を明らかにした。
ルービンシュテイン記者に対しては欧州安全保障協力機構(OSCE)もジャーナリスト保護委員会も支持する立場を表明している。
先に、RTのマルガリータ・シモニャン編集長は、TV予算に関する米国のサマンサ・パワー国連大使の発言にコメントし「そうした発言が、オバマ政権によるRTに関する最後のウソになるよう希望する」と述べた。