これまでの研究では、いわゆる「ハッピーホルモン」に脂肪をなくす影響力がある事が分かっていた。
それがどのように行われているのかを突き止めるために、研究グループは、線虫(Caenorhabditis elegans)タイプの虫(ワーム)を用い実験した。脂肪のを燃やすのに役に立つ遺伝子は何かを究明するため、学者らは、虫から、それぞれ別の遺伝子を取り除いた。その結果、ホルモンFLP-7.をコード化する遺伝子が明らかになった。
実験によれば、セロトニンのレベルが上がると、FLP-7が脳内の神経細胞から放出され、循環系を通って腸へ移動し、そこで脂肪を燃やすプロセスを開始する、とのことだ。
なおFLP-7の含有量が増えても、副作用のようなものは認められなかった。虫の本体は正常に機能し続け、脂肪がより多く燃焼した。
伝えられたところによると、モスクワの国民調査技術大学「MISiS」はインドのテズプル大学と合同でコブラの毒を元にガン治療に役立つ新薬を開発。これを用いると組織の中の正常な細胞とガン腫瘍の境界線が明確に分かる。