専門誌Journal of Applied Polymer Science 及び European Polymer Journal.に発表された論文によれば、この材料を使って、超軽量航空機や人工衛星を製造可能だ。
開発チームの一員、ボリス・ブルガーコフ氏は「我々は、摂氏450℃以下の温度での稼働に適した材料を作り出した」と述べている。
ブルガーコフ氏が指摘しているように、あらゆるポリマー複合体の主要な問題点は、それらが高い温度に耐えられないことで、そうした欠点から航空機のエンジンは常に、金属で作られてきた。
学者達は、金属に代えて、今回開発されたポリマーのような耐熱性プラスチックを使用すれば、航空機のエンジンの重量を著しく軽くすることができ、それらの設計を簡素化できるものと期待している。