学者達は、うつの症状がある61人ボランティアを事前にアンケートにより募集し、彼らを2つのグループに分けた。一つのグループは、実験の間中、背筋をまっすぐにして座ってもらい、別のグループは、好きな形で座ってもらった。
彼らはいつもは、うつの人特有の姿勢、つまり背中を丸めた前かがみの姿勢を取っていた。そのあと全員に、5分間のスピーチをお願いし、その内容を第三者のオブザーバーが評価した。そして1022から13までのカウントダウンを、彼らに頼んだ。
そうした作業の後、ボランティア達は、うつの症状の重さを明らかにするアンケートに記入した。その結果、背筋をまっすぐにして座っていた人達は、疲れが少なく、気分もよくなっていることが分かった。彼らは答えの中で、好きな姿勢で座っていた人より多くの言葉を用いたが「私は」とか「私に」といった単語の使用数は減った。通常、強いうつを感じている人達は、多くの言葉を使わない傾向にあり、その一方で、自分の抱える問題を言ったりすることを含めて、個人的な代名詞をしばしば使うと言われている。
先に伝えられたところによると、米国と英国の医学者からなる研究チームは、ヒトDNAの寿命の再構築を始める効果的な方法を述べた。