日本の選手権大会で優勝すると今年11月にロシアのソチ市で実施される世界選手権大会への出場権を手にすることになる。
サンボは柔道をもとにソ連で開発された格闘技。名称は「武器を持たない自己防衛」を意味する。日本では柔道家を中心に昨今人気が高まってきてはいるものの、五輪参加種目には入っていないことが原因で若い選手は多少減りつつある。
サンボを開発したのは日本でロシア人として初めて柔道を学んだワシーリー・オシチェプコフ。昨年秋、ウラジオストクのカラベリナヤ海岸通りにオシチェプコフ及び日本の先達の銅像が設置された。設置場所は1917年に露日の柔道家の初の国際大会が開かれた場所の隣が選ばれた。