クルースンはほかの地球近傍小惑星と同様、地球の軌道をしばしば横切るが、月と違う点は月は常に地球のそばに存在する点だ。
クルースンは今のところ地球の生命に危害を及ぼさない。が、なにしろ直径5キロとサイズが大きく、周遊する軌道が安定していないことが理由となって研究者らは将来起こりうるあらゆるリスクを想定している。
科学者らは古代、地球上の生物を全滅にいたらせた小惑星はクルースンより2倍大きく、地球に落下したものと考えている。クルースンは仮に地球に落下した場合、落下地点の町を丸ごと破壊するか、もしくは最大の威力を発揮する津波を引き起こすものと考えられている。
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