日本のほぼ全域を射程に収める北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)よりも射程が長いことになる。12日は垂直に近い89度の発射角度で打ち上げたため、飛行距離が約500キロに抑えられたとみているという。
北朝鮮はこのほか、米領グアムを射程に捉えるとみられながら、発射失敗を繰り返している「ムスダン」(同約2500~4千キロ)を保有している。
ノドンとムスダンがいずれも液体燃料を使用しているのに対し、北極星2は発射前に燃料注入をする必要がなく、発射の兆候を探知しにくい固体燃料エンジンを搭載していると韓国は分析しており、日本など周辺国には新たな脅威となる。