李院長は、「金正男氏は、北朝鮮で政権に就いた弟に、自分もその子供たちも権力をねらってはおらず、北朝鮮以外の場所で平穏な生活を望んでいるだけであることを保証した」と述べたという。ブリーフィングの出席者が記者団に明らかにした。
また現在、金正男氏の最初の妻は息子と一緒に北京で暮らしており、2人目の妻は子供2人とマカオにおり、全員に中国当局のボディーガードが付けられているという。
また李院長は金正男氏について、韓国に保護を要請したことは一度もなく、これに関する友人たちの助言も無視したと語った。
国家情報院は、北朝鮮の情報機関は金正恩氏が政権に就いた後、5年前から金正男氏の暗殺を試みていたが、この計画は中国当局のボディーガードによって阻止されていたものの、マレーシアの空港で殺人者にとって絶好のチャンスが現れたとの見方を示している。