ベンチュラの断層は100キロにわたって延び、サンタバーバラとゴリータを通り、その一部は太平洋の海底に位置している。地質学者らは1980年代までこれは活断層ではないと考えていたが、新たな情報は、ベンチュラの断層が破壊的地震を引き起こす可能性があることを示した。主な要因は、その構造だという。
学者たちは断層の正確な形状を判断するため、プレートテクトニクスや現地の地震活動に関するデータを考慮し、コンピュータシミュレーションを行った。結果、ベンチュラの断層は階段のような構造を有しており、先に考えられていたよりも地表近くに位置していることが分かった。
これは断層が最大マグニチュード8の地震の源となる可能性があるほか、断層の一部が海底に位置しているため、津波を引き起こす恐れがあることも意味している。