ロイター通信によると、トランプ大統領は核弾頭と運搬手段の相互的削減に関するロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)については「一方的な協定だ」と批判した。
またトランプ氏は、米国が「核兵器で後れを取ることは決してない」と明言し、米国は核備蓄を増強しなければならないとの考えを表した。ロイター通信が報じた。
ホワイトハウスのスパイサー報道官は23日、マスコミ向けのブリーフィングで、「米国は核分野における自国の優位性を誰かに譲るつもりはない」と述べた。
露米が2010年に締結した条約期間10年の新STARTは、配備中の戦略運搬手段(大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、戦略爆撃機)を700基、戦略核弾頭を1550発までに削減することを定めている。