大精進は謝肉祭(マースレニッツァ)が終了した翌日から復活祭(パスハ)までの40日間をさす。この間、正教徒は物質、精神両面で無駄を慎まねばならなず、肉、魚など動物性の食物を避け、頻繁に教会の礼拝に通い、困っている人に手を差し伸べねばならない。
正教の宗教暦は陰暦に基づいているため、復活祭はカトリック教徒の暦と必ずしも一致しないが、今年の陰暦では両方の復活祭とも4月16日に重なった。
大精進の40日は信者らにとってはイエス・キリストが荒野で行った40日間の精進を思い起こすための期間とされている。