今回のご訪問はベトナム政府からの招待を受けたもので、国際親善が目的。天皇陛下は羽田空港で、「私どもの訪問が両国の相互理解と友好関係の更なる増進に資することを願っております」と述べられた。
両陛下は国家主席ら要人と面会されるほか、第二次世界大戦後にベトナムに残った元日本兵の家族らとの面会や、ベトナム最後の王朝の王宮などの視察などが予定されている。ベトナム公式訪問後は政府専用機でタイの首都バンコクに立ち寄り、長年にわたって交流を重ねてきたプミポン前国王を弔問、ワチラロンコン新国王と会見し、6日に帰国される。
なお日本のマスコミが宮内庁関係者の話を引用して伝えたところによると、天皇陛下は83歳という高齢でのご訪問となるため、年齢や体調を考慮すると、両陛下による友好親善を旨とする海外へのご訪問は最後になる可能性があるという。