フィヨン元首相は「私は民主的に選ばれた候補だ。1500もの選挙人の署名を得た。私に大統領選挙への参加を放棄させる権力など、誰にもない。私には、選挙から降りる理由はない」と述べた。
日曜日、パリ中心部のトロカデロ広場で開かれた支持者の集会には、数万人が参加した。フィヨン元首相は「この集会は、有権者が自分のプロジェクトを支持してくれていることの証となった」と指摘している。
一方、共和党の代表者達は、他の候補者のために大統領選から撤退するようフィヨン氏を説得したい考えだ。
フィヨン氏の妻、ペネロプ夫人が議員秘書として8年間、不正に給与を受給したとされる疑惑を、週刊風刺新聞カナール・アンシェネ(Le Canard enchaînéが報じた後、支持率が急降下した。
なお仏大統領選挙の第一回投票は4月23日に、決選投票は5月7日に行われる。