民間の広告規制機関ARPPのステファヌ・マルタン代表は7日、女性が両足を大きく開いている写真や、レオタード姿の女性が腰を突き出してスツールにもたれかかる写真に対し、120件以上の苦情が寄せられたと述べた。
ARPPはサンローラン側に、「品位を傷つけ、侮辱する」写真の中止ないし変更を求める旨を伝えたが、サンローラン側はコメントを控えている。
なおこれはサンローランをめぐる初のスキャンダルではない。2015年、英国の広告基準協議会は雑誌に掲載されたサンローランの広告に登場するモデルについて、あまりにも痩せすぎだとして広告の掲載を禁止した。
サンローラン側は、モデルが不健康だとする見方には同意しなかったが、その論拠は挙げなかった。
広告に痩せすぎの女性を起用したイブ・サンローランをめぐるスキャンダルを背景に、健康と美という古くからの問題が再び切実な問題となった。「痩せすぎ」のプロパガンダをどのように思いますか?https://t.co/rzlulRDRwm#フランス #YvesSaintLaurent
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 9 марта 2017 г.