その結果、全調査対象国の平均は25%で、前回調査よりもわずかながら改善した。過去13年間に行った10回の調査の中で、今回が最高の比率となったものの、調査を開始した2004年以降、改善のペースは非常に緩やかで、経営幹部への女性参加があまり進んでいない実態が明らかになった。
日本は、対象国の中で唯一の1桁数字である7%で、調査開始以来、常に最下位。「経営幹部に女性がいない」と回答した日本の中堅企業の比率も最多で、67%を占めた。
女性比率が最も高かったのは、前回調査と同様ロシアで、47%を占める。国別では、インドネシア(46%)、エストニア、ポーランド、フィリピン(ともに40%)が続いた。主要国では、中国が31%、米国が23%、英国が19%だった。