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抗議行動は、汚職との戦いをその主なスローガンに掲げたもので、ロシアのほぼ100都市で行われた。
ロシアの映画賞「ニカ」の「良心と尊厳」部門で特別賞を受賞したソクーロフ監督は、汚職撲滅を訴えて街頭に出た若者達と対話するよう訴えた。
監督は、授賞式での自分の挨拶の一部を、啓蒙と人的開発の必要不可欠性というテーマに捧げた。
なお他の一連の著名監督達も、ソクーロフ監督のスピーチを支持した。
ソクーロフ監督は、人類史上の重要人物を扱った「権力者4部作」が有名だが、その3作目「太陽」(2005年)で大日本帝国時代の昭和天皇を描き話題となった。その後「4部作」最終作としてゲーテの同名小説を映画化した「ファウスト」(2011年)を発表、第68回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞、同年、日本政府より旭日双光章が授与されている。