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「EUの変化は長年熟してきたもので、現在の状況では危機は避けられない。」
ハーディ氏によると、何も変えなければ、Brexitの後を追う国が現れるかもしれない。その第一候補はイタリアだ。
ハーディ氏は、「この国の経済はただ成長していない。そして多くの債務がある。イタリアには構造改革が必要だ」と強調した。
スペインやポルトガルにも問題は見られるが、同国政府は今のところ対処できているとして、ハーディ氏は次のように述べた。
「ギリシャはもちろん、最悪の情勢だ。ギリシャは決してその債務を精算しない。そしてこれは崩壊か社会的爆発を導く。確かに、欧州全体の経済にはイタリアの危機のような影響は与えないが。
先に伝えられたところによると、フランス大統領選挙でル・ペン氏が当選すれば、ユーロは2002年以来15年ぶりの安値になり、1ユーロ1ドル以下に下がる可能性がある。