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前回、3月23日に公開されたCIA文書は「Dark Matter(暗黒物質)」と名付けられたもので、その中には、Apple(アップル)社のデバイスのハッキングや感染方法が記されていた。Apple社は声明を発表し、伝えられた安全システム上の脆弱性や諸問題はすべて正されたと指摘している。
ウィキリークス関係者によれば、今回公表された新しい部分は、「Marble(大理石)」と名付けられ、同名のソースコードの秘密プログラム中のファイル676を含んでいる。この「Marble」プログラムは、CIAのマルウェア(不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコード)テキストの断片をカモフラージュするものだとの指摘もある。そうしたことから、まさにCIAこそが、ウイルス製造あるいはハッカー攻撃の裏に存在すると理解できる。特にこうしたデータは、法医学の専門家やアンチウイルス企業の目から隠されているとの事だ。
なおウィキリークスの指摘では、プログラムは、データをカモフラージュするためだけに使用されており、とプログラムの安全性低下の原因ではない。