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2016年、世界での死刑総数は1032件。前年は1634件だった。
上位5位は、中国やイラン、サウジアラビア、イラク、パキスタンといった国。全体におけるそれらの国での死刑執行数は87%を占める。
先進国の中で広く死刑が執行されている数少ない国、米国は2006年以来初めて、最多5カ国に入らなかった。
また、死刑の情報を国家機密としている中国は死刑の対象人数を公開していないため、中国での執行数は統計から外されている。
アムネスティ・インターナショナルは、2015年の1634人は歴代最多だったが、2016年には23カ国で1032人に減少したと指摘した。
アムネスティ・インターナショナルはまた、死刑執行の件数は減ったが、死刑宣告の数は逆に増えたと指摘。2015年には1998件だったのに対し、2016年には3117件となった。昨年度末のデータによると、1万8850人が死刑執行を待っている。