当初は着席形式で会談する予定だったが、前の日程である先進7カ国(G7)外相会合の討議が長引いたため、短時間の対話となった。
両国は、自衛隊とカナダ軍が物資を融通できる物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向け交渉中。米国の環太平洋連携協定(TPP)離脱を受け、自由貿易体制推進でも一致している。
岸田氏は、1月に就任したドイツのガブリエル外相とも初会談。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉の早期大枠合意の重要性を確認した。
岸田氏は、ガブリエル氏が掲げるアジア重視姿勢を評価。両氏は国際的な課題への対処で日独の連携対処を申し合わせた。