メキシコで飛行機から3人が投げ出される

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メキシコの治安当局は、12日に同国北部のシナロア州で3人が死亡した事件を調査している。3人は飛行中の飛行機から投げ出されたとみられている。

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拷問の痕のある1人の遺体が、エルドラドの病院の屋根の上で見つかった。TeleCinco.esが伝えた。目撃者の証言によると、病院の上空を低空飛行していた飛行機から男性が落ちてきたという。シナロア州の州都クリアカンから南に60キロのアルボレダスの農場では、同じようなケガをした2人の遺体が見つかった。2人も同じ飛行機から投げ出されたとみられている。

当局は、犯罪者が手の込んだ制裁のために小型飛行機を使用したことに特別に注意を払っておらず、検察は「これは消毒のために定期的に飛行機が使用されている農業地域で行われた」と指摘した。

シナロア州は、メキシコ最大規模の麻薬カルテル「シナロア」を2016年に逮捕されるまで率いていたホアキン・グスマン・ロエラ(通称エル・チャポ(チビ))の故郷。ロエラの逮捕、米国への身柄引き渡しの後、立場が揺れ動いた「シナロア」の地位を狙う様々な犯罪組織間の闘争が悪化した。

ロエラは2001年の逃亡以来、全米で消費されるコカインのほぼ全量を一手に握る有名な存在。ロエラは刑務所の職員をはじめとする百人あまりを買収してきた。ロエラの一大逃亡劇は最近では2015年、ロエラが暮らす独房まで1500メートルもの直通のトンネルが掘られ、脱走の幇助が行なわれた。

先の報道によると、メキシコの麻薬男爵ホアキン・グスマン・ロエラ氏がテロ組織「ダーイシュ」を威嚇している

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