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クリミア・ヤルタでの経済フォーラム出席のためロシアを訪れていた一水会の木村三浩代表はスプートニク記者のインタビューに応じた。一水会は国民戦線と長年友好関係にあり、木村氏とマリーヌ・ルペン氏は2003年から親交がある。
木村氏はこの二人の決選投票進出は予想されていたことだっと述べ、「国民戦線はメディアでは極右と言われているが、共産党や社会党のメンバーも国民戦線に合流し、国民政党としての支持が広がっている」との見解を示した。
木村氏「国民戦線が国民政党に脱皮したのは、現在の政治状況と、ルペン氏のカリスマ性によるものです。優秀なスタッフにも恵まれ、大統領選では144項目の公約を掲げています。今のフランスは『フランスではない状況』が風景として目に見えてしまっています。フランスは自由、平等、博愛の国ですが、それを逆手にとって、今までフランスの発展に尽くしてこなかった人がその恩恵だけを享受しようとしているわけです。ルペン氏は難民を排斥しようとしているのではありません。年間一万人の政治難民を受け入れようというのが彼女の政策であり、フランスにいるのならばフランスに貢献してほしい、と主張しているのです。私はルペン氏の立場が理解できます」。