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老化プロセスは遺伝子の特的のセットである「死のプロセス」をコントロールすると考える研究者もいる。
米コロンビア大学のアサ・アベリオヴィッチとその同僚は、自然死した1904人から採取した脳サンプルを採取し、脳の老化速度に影響を与えるDNAの幾つかの区画を分析した。老化プロセスに最も影響を与えたのは神経細胞間の繋がり形成と、タンパク質の「ゴミ」の除去に関係する遺伝子変異体「TMEM106B 」だった。
興味深いのは、この遺伝子は高齢になってからのみ「スイッチが入」り、65歳ころに脳の働きに影響することだ。原因は現在のところ突き止められていないが、あるストレスメカニズムに関係していると見ている。