埼玉でカラス大量毒殺か? ロシアのカラス狩りの歴史からの考察

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埼玉県北本市の団地の敷地で、カラス20羽の死骸と、近くに落ちていた農薬入りパンが発見された。県などは、何者かが農薬を混入したパンをカラスが食べたと見ている。NHKが報じた。

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豪州 ドアを開けたら寝そべる巨大ヘビ ごはんはカンガルー【写真】 - Sputnik 日本
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1日午前7時ごろ、カラスが死んでいるとの通報が警察にあった。

県や北本市が調べたところ、ハシブトガラス20羽の死骸が見つかり、辺りにカラスが食べたとみられるパンが落ちていたということだ。

カラスの胃とパンとから、農薬として使われる「シアノホス」が検出された。

一方ロシアでは、2000年代初頭にエアガン購入と使用許可に関する法案が採択された後、カラスハンター(キラー)、つまり、カラス狩りの動きが現れた。この動きを促進したのは、ロシアの武器サイト。ライセンス発行の必要がないエアガン販売数の増加を狙ったものだった。

都市に生息するズキンガラスは人間の敵、種々の病原菌の媒介者だとの声が上がった。

カラスハンターは自身のイデオロギーを作り上げた。ズキンガラスが少ないいくつかの地域では、「人間の敵」としてハシボソガラス、カササギ(カチガラス)、ニシコクマルガラス、カモメなどの鳥が名指された。一体どこからあらゆる生き物に対する憎しみと、殺害願望は生まれるのか?心理学的見地からは、このような殺人への熱中を引き起こすのは、不幸な子供時代を端緒とする根深い個人的な性格の大きな問題や、両親からの愛情と優しさの欠如や、心理的発達の問題だと考えられる。

鳥や動物に対する憎悪的な態度が人に対する攻撃性へと移行するのは非常に容易だ。

自身を「掃除屋」だと見なしながら、カラスハンターは1種ないし数種の存在にとってのテロリストとなっていく。

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