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焼失面積は約75ヘクタール。県が行ったヘリコプターによる偵察で煙や熱源がないことを確認され、鎮火したと判断された。
山林火災による放射性セシウム137の拡散は、毎日新聞が福島県の放射線監視室の発表を引用して報じたところによれば、前々日の8日の測定で大気を浮遊するちりの放射性セシウム137の濃度は大熊町野上の野上一区地区集会所が同1・35ミリベクレルで3・86倍、双葉町石熊の石熊公民館が同7・63ミリベクレルで8・98倍などと、ところによって前日のおよそ3~9倍に達している。同測定室は「健康には問題ない数値」としているが、今後、林野庁が放射性物質の状況などを現地調査する。毎日新聞が報じた。
これにより5日前の5月5日の時点のスプートニクの報道では、 チェルノブイリの森林火災の消火にあたったグリーンピースロシアの消防士、アントン・ベネスラフスキー氏の見解として、除染の行われていない森林の火災では放射性物質が空中に舞い上がり、風によって運ばれる危険性があることが指摘されていた。ベネスラフスキー氏は舞い上がった放射性物質による内部被爆の危険性を憂慮していた。