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感染が報告されたのは江蘇省南通市に住む28歳の女性。女性は4月28日にエクアドルから帰国したばかり。女性の話では帰宅途中の機上で高熱、発疹が出て、血管の痛みなどの症状が出始めた。女性はエクアドルで蚊に咬まれた事実を明らかにしている。
5月4日に行われた分析の結果、女性からはジカ熱の陽性反応が認められ、8日、医師らはジカ熱に感染と診断を下した。現在、女性の容態は安定しており、すでに退院の許可を得て自宅にもどっている。
ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症の子どもが生まれる可能性がある。2016年初頭から中南米で相次いで感染例が報告され、米国内でも発症例が確認されたことから、日本もこうした国、地域への渡航自粛、注意を呼びかけていた。ブラジルではようやく11日、およそ18ヶ月にわたるジカ熱緊急事態が解除されたばかりだった。