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アル・グリーン米下院議員、トランプ大統領弾劾を要求
— Bradd Jaffy (@BraddJaffy) 17 мая 2017 г.
米テキサス州選出の民主党議員エル・グリーン氏は、トランプ米大統領に対する弾劾手続きの開始を議会で発表した。
グリーン議員はツイッターで次のように意図を発表した。
「今日の米国議会下院で、私は米中部標準時間9時から10時(日本時間24時から25時)にかけて、大統領の弾劾を要求する。」
Today on the floor of the Congress of the United States of America, I will call for the Impeachment of the President between 9am & 10am CST.
— Congressman Al Green (@RepAlGreen) 17 мая 2017 г.
グリーン氏はツイッターに「トランプ大統領は法より上ではない。彼は弾劾に該当する行為をしたため、責任を問われなければならない。そうしなければ一連の米国人が敬意を失うことになり、我々の社会規範が遵守されなくなってしまう」と投稿した。
グリーン議員は、トランプ大統領が、昨年の大統領選挙中のトランプ陣営とロシアの繋がりを調査していたコミー元連邦捜査局(FBI)長官を解任することで、司法を妨げたと指摘した。
なおMedia Research Centerの米国の社会学者たちは、テレビ局CNNがほぼ全ての放送をトランプ大統領の批判に費やしていると指摘している。
CNNの放送時間の92%がトランプ大統領の批判に充てられており、特にトランプ大統領がロシアの利益のためにFBI長官を解任し、ロシア外相との会談で米国の機密情報を伝達したと疑っている。
パブリック・ポリシー・ポーリング(Public Policy Polling、PPP)が16日に発表した調査によると、回答した米国の有権者の48%が、トランプ大統領が弾劾されるべきだと考えており、初めて弾劾反対の数を超えた。
この世論調査の結果は、コミー元長官解任に対するトランプ大統領への反発と、オバマケアの恩恵を逆行させるであろう、下院通過済みの法案への広い反対に帰する。
プーチン大統領は、ロシアのラヴロフ外相がトランプ大統領によって「明らかにされた」秘密を、プーチン大統領とも、ロシアの情報機関の職員とも共有しなかったとして、ラヴロフ外相はとても悪い行動を取ったと冗談を言い、「彼を叱らなければならない」とジョークを飛ばした。
米国の歴史上、米下院で弾劾裁判にかけられた大統領は2人。双方とも、有罪判決に必要な上院の票3分の2が集まらずに無罪となった。1人目はアンドリュー・ジョンソン元大統領で、国防大臣を違法に解任した件で1868年に弾劾裁判にかけられた。2人目のビル・クリントン元大統領は偽証容疑と司法手続きの妨害で1998年から1999年にかけて弾劾裁判にかけられた。