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論文は科学誌『Journal of the American College of Cardiology』に公開された。概要は科学ニュースサイト「eurekalert 」が報じた。
心血管系疾患による死亡率が高い国は、東欧、中央アジア、中東、南米、サブサハラ・アフリカ、オセアニアの諸国。逆に日本、アンドラ、ペルー、イスラエル、スペインはこの指標が最も低い国。
1990年から2010年にかけて、心血管系疾患による平均死亡率は低下した。経済的な先進国において医療サービスの質が高まったためだ。とはいえ、それが高い程度で当てはまるのは先進国だけだ。
死亡率低下の様子は次のようになる。1990年には全世界で10万人に平均393人が心血管系疾患で亡くなった。この数値は2010年には307人、次の5年では286人に低下した。
チームは、心血管系疾患の対策を講じるよう政治家や科学者を促している。同疾患の主な発生要因は、高血圧、悪い食事、高コレステロール、喫煙、暴飲と肥満だと考えられている。