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3月上旬にロシアとノルウェーの国境近くで行われた演習Joint Viking 2017には、米海兵隊員およそ200人が参加したが、彼らの装備はマイナス45度以下の気温に上手く対応できないことが分かった。
スウェーデンの冬用軍服メーカー「Torraka (Taiga)」のヨナス・ライデム氏は「嵩が 張る服を着た彼らは、『ミシュラン』社のキャラクターのようだった。彼らは、寒いことはなく暖かいだろうと思ったが、ひどく凍えた」と語った。
ライデム氏は、米軍向けに北極用の軍服をつくっているメーカーは、極寒の中では体から出る水分が衣類の層を冷やすことを考慮していないと指摘した。
なおMilitary.comによると、米軍はノルウェーで他の問題にも直面した。寒さの中で上着の縫い目が裂け、チャックは開かなくなり、靴はスキーの取り付け具から外れ、プラスチック製リュックにはひびが入ったという。
なおニール・ネルソン少将はMilitary.comに、全ての欠点が考慮されるとコメントした。
📸 #MonochromeMonday: @USArmy @USMC @RoyalNavy & @NorwegianArmy conducting winter warfare training in preparation for #JointViking pic.twitter.com/QiySirWolN
— U.S. Army Europe (@USArmyEurope) 6 марта 2017 г.
先の報道によると、大祖国戦争での勝利から72年を迎えた9日、米軍とスウェーデン軍の航空機が、ロシアの飛び地カリーニングラード州の国境周辺で再び共同の偵察飛行を行った。