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北朝鮮の元情報科学の教授で現在は韓国で暮らすキム・ヒングァン氏は「(北朝鮮情報機関の)部隊180は、金融機関のサイバー攻撃に関与しており、銀行のアカウントに侵入してお金を引き出している」と語っている。ロイター通信が報じた。
キム氏によると、大学の元教え子の一部が、現在北朝鮮の「サイバー軍」で働いているという。またキム氏は、北朝鮮のハッカーたちはハッカー攻撃を行うためによく外国へ行くと語った。それは「痕跡を残さない」ためだという。
ロイター通信によると、韓国外務省のアン・チョンギ次官もこの考えに同意しており、「北朝鮮は、攻撃の出所を隠すために、第三国を経由してハッカー攻撃を行っているほか、第三国の情報、通信分野のインフラを利用している」と述べた。
アン氏はまた、韓国にはパキスタン、フィリピン、ベトナム、ポーランドの銀行に対するサイバー攻撃の背後に北朝鮮がいると考える有力な根拠があると語った。
北朝鮮のミサイル発射を受け、同国の核開発を巡る6カ国協議の日中韓の首席代表が電話会談を行った。