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スプートニクのアーラ・ソロヴィヨワ記者は、ロシアの「トーフ」生産会社「ヤーソ」のヴィタリイ・ユストゥス社長に、電話で話を聞いた。社長は「トーフ]生産のいきさつを次のように話している
なお、この「ヤーソ」という名前は、一体どこから来たのだろうか? この点についてユストゥス社長は「大豆を意味するロシア語『ソーヤ(соя)』をもとに名付けた」と説明している。
ロシアの「ヤーソ」は、日本の伝統的なプレーンな豆腐に比べ、もっとやわらかでジューシーだ。そして重要なことは、封を切らなければ180日間、冷蔵庫で保管可能な点だ。これは、合成保存剤あるいは安定剤など化学物質を使わないで食品を長持ちさせる期間としては、驚くほど長い。それを可能にしたのは、長らく秘密の軍事都市として発達してきたオムスクの企業に蓄積された技術であり、それをもとにしたレトルト食品包装技術改善の努力である。
おまけに、こうしたロシアのオリジナル豆腐の生産は、トムスク以外の地域でも行われている。しかし西シベリアの小都市トムスクは、何と言っても「トーフ」作りの拠点であり、かなりの成功をおさめている。
「ヤーソ」の情報については、日向寺康雄(ヤスオ)アナが、職員宿舎近所のミニスーパーで、自分の名前に似た妙な白いカッテージチーズ状のものを発見し興味を持ち、それを試しに買い求め(200グラムで150円くらい)、その美味しさに驚いたことに始まる。彼は「味は決して悪くなく、パッケージも清潔で、日本の豆腐に比べても大きな違和感がなかった。西欧から輸入されたものよりも値段が安く格段においしかった」と絶賛している。なおこの情報は、直ちに真野アナにも伝わり、しばしばミニスーパーのこの商品は売り切れとなった。そして日向寺アナが、以前担当番組の中で、この件について少し話したところ、東京のS.Y.さん、兵庫のS.U.さん、新潟のミルクさんなど女性リスナーから「それは実際どんなものなのか?」というご質問を複数頂き、今回のアーラ記者の取材となったわけである。
こうした「ヤーソ」の数々は、ベジタリアンや健康食品愛好家、理想のボディを追い求める人達にとって、低カロリーで身体に良い自然食品として、今や静かなブームを呼んでいる。
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