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レロイさんは生まれた時から、皮膚表面が魚鱗のように黒くて硬く、ひび割れて剥がれ落ちる病気、魚鱗癬を患っている。
母親はアントニオさんが12歳の時に捨て、父親はアントニオさんが生まれる前に家を去った。養育してくれたのは祖母だった。自身の容易ではない人生で、アントニオさんは周囲の人の嘲笑に苦しみ、家に引きこもるようにすらなった。地元の人々は、アントニオさんが呪われており、悪魔憑きだと考えている。
最近、アントニオさんの病気は進行し、視力が落ちた。
最近になって「悪魔の子」について地元の慈善団体が知り、治療のために首都マニラの病院に連れて行った。
「完治して仕事を得ることを夢見ています。電気技師になることを」アントニオさんは語った。「私の肌は、私が動く時に私を痛めつけます。人々が、私も彼らのような人間なのだとわかってくれることを願います。」
先の報道によると、タイに住むプハカマド・サングチャイさん(7)は血汗症という稀な病に苦しんでいる。