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研究グループは、テロで有罪判決を受けたテロリスト66人を対象に調査を行った。テロリストらには、誰かが偶然あるいは故意に他人に害を与える様々なシナリオが提示された。テロリストらはそのシナリオをレベル1からレベル7までの7段階で評価した。レベル1は、完全に容認できない行動、レベル7は完全に許される行動とされていた。
また対照群として前科のない人66人と、テロ以外の殺人者13人が調査に参加した。
学者たちは、調査参加者のIQ、暴力的傾向、感情を認識する能力も評価した。
テストの結果、テロリストらは、意図ではなく結果に焦点を当てて他人の行動を判断していることが分かった。また暴力レベルは最も高く、他人の感情を認識する能力は最も低かった。
研究者たちは、例えば、特定の人物の危険度を評価するなど、今回の結果が法医学的検査を実施する際に役立つことに期待している。