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今年1月、ドイツ銀行はロシア国内でルーブルで購入した株をロンドンでドルで売ることをほう助した「ミラートレード・スキーム」を用いたとして、4億2500万ドル(約483億円)の支払いに同意した。このオペレーションの結果、2011年から2015年にかけて、ロシアから100億ドル(約1.1兆円)ほどが国外移転した。ドイツの海外向け公的放送機関「ドイチェ・ヴェレ」が報じた。
ミラートレードを用いたオペレーションの一部は米ニューヨークにあるドイツ銀行支部を介した。
今年3月、コネチカット州裁判所は、ドイツ銀行は金利操作をしたとして1億5000万ドル(約166億円)の支払いを言い渡した。4月にはFRBが、「為替市場で安全でない慣行」の原因になったとして、ドイツ銀行に1億5600万ドル(約173億円)の制裁金を課した。