ベルリンの壁 トランプ大統領がドイツとの関係冷却化に向かった理由は? ロシア人政治学者の見解

© REUTERS / Jonathan Ernstトランプ大統領とメルケル首相
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トランプ大統領は欧州初訪問後、ドイツとの関係が「米国にとってとても悪い」と批判。ドイツは黙さずに、トランプ大統領の政策が近視的で欧州の利益を害するものだと述べた。米独が言い争った理由は?スプートニクの分析をご紹介する。

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トランプ大統領は欧州初訪問後、ドイツとの関係が「米国にとってとても悪い」と批判。ドイツは黙さずに、トランプ大統領の政策が近視的で欧州の利益を害するものだと述べた。米独が言い争った理由は、スプートニクの記事で。

トランプ大統領の批判

トランプ大統領はツイッターに、「米国は膨大な対独貿易赤字を抱えているうえ、ドイツは北大西洋条約機構(NATO)維持に必要な分よりかなり少ない費用を支払っている。米国にとってとても悪い。私たちは変えていく」と書き込んだ。

結果、NATO加盟国の首脳らは譲歩して、防衛費負担を国内総生産(GDP)の2%以上にするという、以前からの目的を達成するための行程表を作って進捗状況を毎年報告することで合意した。

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ドイツのメルケル首相もまたトランプ大統領に共感を感じておらず、欧州はさらなる独立性へと向かい、自らの運命への責任を自身の手で掴むべきだと述べた。

観客ゲーム

政治学者アレクサンドル・アサフォフ氏は一方で、米欧間の冷え込みはただの演劇だとして、その理由として、ドイツの政治家のこのような発言が、自らの行動におけるより大きな自立性を政府に求める「国内有権者へのシグナル」であることを挙げている。

アサフォフ氏は、「これらの米国との合意は実際には効力を保つ。最後にドイツが自発的に提案したのは、欧州自前の軍創設を提案したことだ。現在はこの発案の跡も残っていない。」

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