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学者たちは、人間の生活機能に悪影響を及ぼしているのは、平日と休日の目覚めの時間の差である「社会的時差ボケ」であることを明らかにした。
研究の抜粋が、雑誌Sleepに掲載された。
アリゾナ大学のシエラ・フォーブッシュ氏は「平日に午前7時に起きなければならないほとんどの人々は、一方で寝るのが遅いため、休日に睡眠不足を補おうとする」と述べている。
フォーブッシュ氏率いる学者グループは、休日に目覚まし時計を止めている米国人984人の医療分析を行った。
結果、1時間あたりの「社会的時差ボケ」で、心血管疾患の発症率が11%高まったことが分かった。
寝る時間と起きる時間を通常より1時間遅らせることで、心血管疾患の問題が起こりやすくなるという。
フォーブッシュ氏は「理想としては、人間は毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる必要がある」と述べている。
先の報道によると、米医学チームは、体系的な睡眠不足が糖尿病や心血管系疾患を患っている人の間の脳卒中による死亡率を高めると特定した。