スプートニク日本
現在、事故の原因調査が進められている。スプートニクはこの事故についてコンスタンチン・シフコフ氏とウラジーミル・エフセエフ氏にコメントを求めた。
軍事専門家のコンスタンチン・シフコフ氏は次のように述べた。
米駆逐艦はこの衝突で極めて大きな損傷を受け、回復には工場での長期にわたる修理が必要だと指摘されている。本当にそれほど深刻な損傷なのだろうか?もしそうだとすれば、艦船の安全性にどのような影響があるのだろうか?
コンスタンチン・シフコフ氏は言う。
「写真を見る限り、衝突が発生した場所は艦の中央司令部が置かれている区域、船橋にあたります。この部分が完全に破壊されています。これはつまり、艦の生命活動全体をつかさどるシステムが損傷したということであり、戦闘情報管理システムが損傷したということです。つまり、駆逐艦は戦闘能力を喪失したのです。」
この事故で乗組員7人が死亡し、艦長のブライス・ベンソン(Bryce Benson)中佐は負傷し、ヘリコプターで移送された。米海軍第7艦隊司令部が発表した情報によると、艦が浸水する危機から免れるためには、乗組員の勇敢な努力が必要であったという。
伊豆半島沖の事故はこの問題を再燃させ、さらに先鋭化させた。ウラジーミル・エフセエフ氏によると、米国では、強敵との対峙でさまざまな問題が明らかになっているという:
「例えば、巡航ミサイル「トマホーク」のシリア飛行場に対する攻撃失敗がありました。これにより、米国の巡航ミサイルが電子戦システムの使用に対してほとんど防御できていないことが証明されました。米国はこの極めて深刻な問題に対処するため、緊急対策を迫られています。つまり、米国が何の罰も受けることなく強敵に対してトマホークを使ったミサイル攻撃を行うことは不可能だと分かったのです。同じことが駆逐艦にも言えるかもしれません。理想的な環境が整えば、与えられた課題をクリアできるかもしれませんが、テロリストなども含めた強敵と衝突するとなれば、駆逐艦には問題があるかもしれないのです。そして、この問題を除去しようとすれば、同級の駆逐艦すべてに関わるため、膨大な資金が必要になります。」
Seven US sailors were missing and a skipper injured after their Navy destroyer collided with a container ship off the coast of Japan early on June 17, with the badly damaged US vessel partially flooded.
Seven US sailors were missing and a skipper injured after their Navy destroyer collided with a container ship off the coast of Japan early on June 17, with the badly damaged US vessel partially flooded.
Seven US sailors were missing and a skipper injured after their Navy destroyer collided with a container ship off the coast of Japan early on June 17, with the badly damaged US vessel partially flooded.
論理的に考えて、敵があらゆる対艦手段を動員してくる実際の戦争に、このような艦船が耐えられるのだろうかという疑問が湧く。米駆逐艦が沈むことは本当にあるのだろうか?
軍事専門家のウラジーミル・エフセエフ氏は次のように言う。
また、日本と韓国が最新の駆逐艦(護衛艦)建造において、1990年代に最新と謳われたこの米駆逐艦を複製したことも問題を深刻にしている。日本には同型の艦船が6隻ある:こんごう型護衛艦4隻とあたご型護衛艦2隻である。韓国海軍には世宗大王級駆逐艦が2隻就役しており、1隻が建造中であり、さらに3隻の建造が計画されている。もしこれらすべての艦船に何らかの共通の構造的欠陥があるとすれば、北朝鮮海軍は海上戦に勝利する大きな可能性を思いがけず得ることになる。とりわけ、小型潜水艦だけでなく、先日実験したばかりの最新の対艦ミサイルも使用すればなおのことである。