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騒動による負傷者はいない。警察によると、発砲したのは13歳と14歳。デア・シュピーゲル誌が報じた。ドイツでは13歳には刑事責任が問われないが、14歳の少年は、国王に重傷を与えようとした疑いで起訴されるかもしれない。だが、ワチラロンコン国王自身は、被害届を出すことを拒否した。
タイでは、王家を侮辱すると、世界でも非常に厳しい不敬罪に問われる。不敬罪に問われるのは、王族への公の批判で、SNS上の侮辱も含まれている。
BBCによると、崩御した前国王ラーマ9世に対してフェイスブック上で侮辱的な投稿をしたとして、今週、タイで28年の懲役刑を言い渡された人がいる。
さらにもう1人のタイ男性が、国王を侮辱していると取られた画像やメッセージを数十件、SNSに投稿したとして、35年の懲役刑を言い渡された。
このような状況では、2人の少年がタイにいなかったことを喜ぶ他ない。さもなければ、馬鹿げた行動で人生を破滅させていたかもしれない。