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その結果、半数以上の51.3%の子どもが学校では一度もうんちをしたことがないか、またはするとしても非常に稀と答えた。また45%の子どもが学校でうんちをするのはとても難しいと答えている。
どうしてそんなに学校でうんちをするのが難しいのかについては、次のような理由が挙げられた。
1) 友達に知られたくないこと(57%)
2) 落 ち 着 か な い こ と(49.2%)
3) う ん ち を す る と 友 達 に か ら か わ れ る こ と(34.9%)
4) 和 式 便 器 (29.3%)
5) ト イ レ が 臭 い こ と(29.2%)
6) 休 憩 時 間 内 で 間 に 合 わ な い こ と (26.3%)
7) 便 器 が 汚 い こ と (24.9%)
8) 緊 張 す る こ と (23.9%)
9) 床 が 汚 い こ と (20.1%)
10) 便 座 が 冷 た い こ と(16.1%)
2) 落 ち 着 か な い こ と(49.2%)
3) う ん ち を す る と 友 達 に か ら か わ れ る こ と(34.9%)
4) 和 式 便 器 (29.3%)
5) ト イ レ が 臭 い こ と(29.2%)
6) 休 憩 時 間 内 で 間 に 合 わ な い こ と (26.3%)
7) 便 器 が 汚 い こ と (24.9%)
8) 緊 張 す る こ と (23.9%)
9) 床 が 汚 い こ と (20.1%)
10) 便 座 が 冷 た い こ と(16.1%)
回答の中で驚かされるのは、うんちをすると友達に笑いものにされるから学校ではしたくないというもの。そういうからかいの対象に「よくなる」「時々なる」と答えたのはわずか13.3%で、これに反してほぼ半数の子どもたちがうんちをした後にからかわれたことはないと答えている。
専門家らは子どもたちの排便にこれだけ問題が生じる理由はひとつには家庭であまりに便利で快適なトイレに慣れすぎているせいではないかと指摘している。日本の一般家庭のトイレは高価な多機能の便座。保温されており、排便、排尿の音まで消してくれるスピーカー搭載型のものまである。これに慣れた子どもにとっては学校や店舗、レストランなど家の外で遭遇するトイレは自分の規定には合わず、ここでするくらいなら家まで我慢したほうがまし、となってしまう。医師らはトイレをがまんすることで健康問題が生じてしまうおそれがあると警告している。
これより前、スプートニクは日本社会が抱える深刻な「引きこもり」問題を取りあげ、ロシアの例と比較を試みた。