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文氏とトランプ米大統領は30日に会談を開き、朝鮮民主主義人民共和国の核・ミサイル問題への対処などを協議するとみられる。
共同通信によると、文氏がTHAAD配備に否定的だと米側が不信感を持っていた。文氏は発言でこうした見方を払拭して首脳会談の主要な論点から外し、北朝鮮対処に集中する環境を整えたい思惑もありそうだ。
文氏は、環境影響評価が配備決定を覆す目的ではないかとの疑念を「捨ててほしい」と発言。環境影響評価の実施は「民主的な手続きの正当性」を満たすためで、時間もかけないと強調した。THAAD配備は「韓国国民と在韓米軍(要員)の命を守るためのものだ。北朝鮮の挑発に対処するために必要な防御用だ」ともし、否定的に捉えていないと強調。
先に伝えられたところ、文氏は米紙ワシントン・ポスト電子版に20日掲載されたインタビューで、環境影響評価を行うとしていることは「配備の延期や、配備決定を覆すことを意味するものではない」と説明した。