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世界保健機関(WHO)の推計によると、世界の都市に住む80%の人々が、有害物質の濃度が基準を上回る空気を吸っている。これは特に中国などのようにスモッグ、あるいは東南アジアの大半の国などのように大量の発がん性ガソリン燃焼生成物による大気汚染の環境の中で事実上メガポリスの住民全員が暮らしている第3世界の国々で顕著だ。
学者たちは、EU統計局が30-40年にわたって収集した10万人超のデータを分析し、汚染が人間の寿命にどれほど大きく影響するのかを解明した。Ecological Indicators誌が伝えた。
結果、大気汚染レベルが1立方メートル当たりわずか10ナノグラム高まっただけで、平均寿命が9-11歳短くなり、例えば、10万人のうち100人がスモッグによって死亡することが分かったという。