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最近、米国環境保護庁は遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの栽培を許可した。コムサモリスカヤ・プラウダ紙が報じた。
SmartStax Proと名付けられた同品種は、2つの毒素をつくり出す。この毒素を生産するために、トウモロコシに土壌細菌の遺伝子が導入された。
これらの毒は、トウモロコシに有害な昆虫の幼虫を殺す。またトウモロコシには昆虫の生命活動を司る遺伝子を「オフ」にするリボ核酸(RNA)もある。
学者らは、RNAならびに毒はヒトを含む哺乳類に影響を与えないと述べている。これらは腸内で消えるという。
なお、米市場にはすでに遺伝子組み換えサケ(GMサケ)がある。遺伝子組み換えに反対する人々はGMサケについて、自然界に放たれた場合には人間のみならず他の魚にとっても脅威となると述べている。 現在のところGMサケはカナダとパナマの特別な施設で養殖されている。GMサケは、はじめから無菌。
2016年、ノーベル賞受賞者107人が国際環境保護団体グリーンピースに対し遺伝子組み換え生物の利用に反対するキャンペーンを停止するよう呼びかける公開書簡に署名した。