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会談の結果、両国の非常に多彩な分野における協力について、20ほどの協定が締結された。また、重要な役割を担ったのは経済協力だ。
プーチン大統領はまた、露中貿易量の伸びを語った。
プーチン大統領は「売上高は去年同様、今年も伸び続けている。2016年には4伸び、660億ドルになった。今年4ヶ月間の成長は著しく、37(245億ドル)の伸びだった」と強調した。
プーチン大統領によると、ロシア国営エネルギー資源企業ガスプロムは中国政府と、中国ルートを通る天然ガス供給に関する様々な数字について調整を続けている。また、プーチン大統領は巨大合同プロジェクトである、自動車道「欧州ー中国西部」の進捗状況を語った。同ルートのロシア区域の建設作業は2019年に完了する予定。プーチン大統領はまた、中国の「一帯一路」プロジェクトを支持すると約束した。
宇宙空間の開発における協力には双方が特に注意を向けた。プーチン大統領は「2018年から2022年における宇宙分野での次の協力プログラムが準備されている」と語った。
ロシアと中国はまた、金融関係を活発に発展させていくことで合意。プーチン大統領は、去年累積した中国からの直接投資は前年比12伸び、23億ドルに至ったと述べた。
また、ロシアと中国の外交優先事項の1つは朝鮮半島問題の解決だという。双方は北東アジアにおけるMDシステムTHAAD(高高度迎撃ミサイル)展開に反対し、安全保障分野における自国の国益を守る措置について合意した。ロシアと中国は、実験を一時停止するよう北朝鮮に呼び掛けるとともに、米韓には地域での演習実施を一時中断するよう呼びかけた。