スプートニク日本
ラブロフ外相は、「提案は総合的だ。何よりも、それは国連安保理の決議案の完全な履行の必要性を強調するが、北朝鮮側からのミサイル・核実験の停止に言及するだけではない。国連安保理が設定し、6カ国協議全ての当事者が同意した課題は、全朝鮮半島の非核化にあるということから出発する。しかしこの課題は、北朝鮮の政権交代を試みるための隠れ蓑として使われてはならない」としたうえで、これは「ロシアと中国政府の共通の立場だ」とつけ加えた。
ラブロフ外相によると、「国連安保理の決議案を口実として用いた力による解決はいかなるものであっても容認できず、この地域での予測不可能な結果をまねく。」
また、「北朝鮮の経済的窒息を狙う試みもまた容認できないように」とラブロフ外相は強調した。
これより前、米国はシリア危機を解決するために、パートナーやシリア政府と行動を調整するべきだとする見解を、ロシアのラブロフ外相がBRICs外相の共同記者会見で示した。