スプートニク日本
イエローストーン公園にある巨大火山の湖と間欠泉は地球で最も極限的な生活環境で、極めて珍しい微生物が生息する。それら微生物は「地獄のような」条件下で存在でき、膨大な量の放射線や高熱に耐えることができる他、硫黄を食べてほぼ純粋な酸のなかで生きられる。
研究者らは、微生物の研究により、地球外での生命体発生と存在の可能性がどれほど大きいかの理解を助けると期待する。このような極限状況で発見された微生物には、火星の地中深くや土星・木星の衛星にある水中で生き残り、繁殖する能力を原則的にはもつものもいる
論文の共著者の人、エベレット・ショック氏によると、アシディアヌス属(Acidianus)の古細菌発見は、このような微生物の探し方と、生存率の評価法に関する考えを大きく変えた。
ショック氏は、「アシディアヌスをイエローストーン公園の小川から抽出したとき、我々は種の食料、水素に硫黄、水素と鉄、鉄と硫黄を提供した。驚いたことに、微生物は最もエネルギー量が少ない食料源でより良く育ち、最もエネルギーが豊かな食料源で育ちが最も悪かった」と語った。
先の報道によると、以前には知られていなかったウィンストン・チャーチル元英首相の地球外生命に関する論文が歴史学者らによって掘りおこされた。