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論文は科学誌『Earth System Dynamics』に掲載された。
独ポツダム気候影響研究所のヤコブ・シェーヴェ氏とアンデルス・レバーマン氏は、地球温暖化を考慮して、サハラ砂漠とその南縁の半乾燥地域サヘルが次の100年間でどうなるかを調べた。
チームはいくつかの気候モデルを作った。モデルは、さらなる年間平均気温の上昇のもと、海流の動きとアフリカ上空の空気の流れによって、2100年までにサヘルの降雨量が40%から最大300%増えると示した。
これにより、チャド、ニジェール、マリ、モーリタニアや多くの砂漠地帯にあるアフリカ諸国は、サバンナや熱帯林に覆われる。
先の報道によると、スティーヴ ン・ ホーキング博士は、気候に関するパリ協定からの脱退に関するトランプ米大統領の決定について、地球上の全生命の死につながる恐れがあるとの見方を示した。