同ネットワークは欧州における「痛車」に関心をもつ人のコミュニティで、情報交換やイベントでの車両の展示を主に行っている。2015年設立。現在のメンバーはおよそ130人で、欧州各地にいる。メンバー保有の痛車は40台から50台ほど。
代表のクリスティアン・メンツェルさんは、ドイツに痛車コミュニティがなかったことが創立のきっかけだと述べた。
メンツェルさんは車ファンかつアニメファンで、「痛車」という言葉を知らないままにネットでアニメが描かれた車を見て、火がついた。
痛車のデザインは日本の専門雑誌や、ネットで情報収集しているという。
仕事がちょっと早く終わったので雨降る前にいつものドライブ。起きれたらコスモール見に行きます。 pic.twitter.com/CT5rnFOlVF
— いのっち (@inocchi_itasya) 8 июля 2017 г.
製作については、「タクシーやバスのラッピング広告を手掛けるグラフィックデザイン事務所」に頼んでいるという。
1台あたりの費用はおよそ1300ユーロ(約17万円)だが、作業内容や発注国によって変動がある。
ドイツで広がる「痛車」文化 オーナーに聞くその魅力や苦労とは — ねとらぼ https://t.co/t0Ymjgh2dM @itm_nlabから pic.twitter.com/Abr89ApRp3
— ねとらぼ (@itm_nlab) 16 июля 2017 г.
痛車への反応についてメンツェルさんは99ポジティブだとして、イベント会場で写真撮影の希望が多いだけでなく、メンツェルさんが公道を運転中に、ただ「車をよく見るため」に車を呼び止めた警官もいたと語った。
痛車の浸透についてメンツェルさんは、「少なくとも5年くらいはまだ広がり続けるでしょう」として、日本のオーナーとの交流への期待も示した。
先の報道によると、デザイナーのアレクサンドル・シュトルム氏が、伝説的なソ連製車「ヴォルガ」の2020年度版はどんな外見をしているか空想した。