三井物産 モスクワ郊外で日本のキノコ温室栽培の巨大プロジェクトに参加意欲

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グループ企業「ヴィクトリア・エステイト」は日本の三井物産とJFEエンジニアリングとの間に3番目となるモスクワ郊外の温室プロジェクト「アグロコンプレックス・イヴァニソヴォ」の参加についてのメモランダムを結んだ。「ヴィクトリア・エステイト」社のヴァフタング・サガレイシヴィリ副社長が「ヴェードモスチ」通信に明らかにした内容を三井物産の代表が確認した。

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サガレイシヴィリ副社長によれば、日本側は舞茸、エリンギ、ブナシメジ、イチゴ、日本の生花を日本の技術で栽培することを提案。アジアのキノコ類の栽培についてキノコ栽培の企業紙「シュコーラ・グリボヴォドストヴァ(キノコ栽培スクール)」のアレクサンドル・フレノフ編集長は、ロシアではまだ前例がなく、年間10トンとごくわずかな量が中国、韓国から輸入されるのみと語っている。ロシアではこうしたキノコはまだよく知られていないうえに非常に高価で1キロ当たり1千ルーブル(およそ2千円)以上する。フレノフ編集長は、このプロジェクトによりロシアでの温室栽培が成功すれば、1キロあたり500ルーブルから600ルーブル(およそ1千円から1千2百円)となり、需要も高まる可能性があると語っている。

三井物産、JFEが参加しうる第3の温室は35ヘクタールで価格は70億ルーブル以上。サガレイシヴィリ副社長は、三井物産は投資を、JFEは技術ソリューションを提供しうるとして協力の在り方が現在検討中だと語っている。

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