スプートニク日本
下院国際問題委員会のスルツキー委員長は、新たな制裁は外交によって露米関係を改善する可能性を損なうとの考えを表した。
委員長は「トランプ米大統領が法案に署名した場合、これらの制裁は2014年以来最大規模、かつ複合的なものとなり、ロシア企業のみならず、特にエネルギーなどの幅広い分野で今後ロシアと協力する他の国の企業にも及ぶ可能性がある」と述べた。
また委員長は「オバマ政権時代に動き出した『対ロシア・フライホイール』は、その道のすべてのものを破壊し続けるだろう」と指摘した。
さらにスルツキー委員長は、制裁に関する法案は米国の欧州パートナーを抑制することも目的としていると強調し、「そこには米国の液化天然ガスを世界市場へ促進する目的が記載されており、そのためにはそこからロシア産ガスを排除することが必要不可欠であるとされている」と説明した。