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今日、沿海州を訪れる外国人観光客の内、最も人数が多いのは、団体旅行を好む中国人である。しかし観光市場の専門家によると、日本、韓国、そしてロシア人観光客にも個人旅行の方がより人気がある。旅行会社「DV Region」のキリル・ポタペンコ社長は、他ならぬ日本人観光客が沿海州への個人旅行の主な顧客になり得ると確信している。
個人で旅行することで、観光客は前もってではなく、現地に到着してから自分のツアーを組むことができる。そのため、旅行先の天気や季節的な物価変動、その他の地元の要素を考慮して最適な旅行計画を選ぶことができる。日本人観光客を引きつけるのは、例えば釣り、レンタサイクル、農場体験、キノコ狩りなど他にもたくさんあるだろう。
旅行会社「五つ星」のオクサナ・ジャブロワ社長は、重要な問題として以下の点を挙げている。つまり観光ビジネスというものは観光や娯楽だけではなく、何よりも宿泊・食事サービスが中心であるということだ。そして、インフラが発達していることで有名な日本からの観光客にとっては、旅客サービスの品質は大きな意味を持つ。沿海州で遠方の観光地に旅行する時は、その長距離の移動だけでなく、道路状態の悪さが原因で嫌な思いをするということもある。このような問題を考慮に入れて、沿海州の各旅行会社は軽飛行機を利用するようになっている。この方法を使えば、シホテ・アリン自然保護区へも日本人観光客は以前のような14時間ではなく、現在はたった1時間で行くことができるのだ。